【中2】③難関チャレンジ結果と独特な勉強法公開 - ポジノー勉〜ポジティブ・ノー勉~

【中2】③難関チャレンジ結果と独特な勉強法公開

中2

7月に入り、ついにクラス残留か降格かが決まる難関チャレンジの結果が出た。まず、おさらいさせて頂こう。

すでに選抜テストと駿台の結果は6月にでている。新中2クラスで奇跡的に勝ち取ったこの早慶上位クラス、そらまるがこのクラスに残留できるには、もう難関チャレンジでS合格を取る以外はなかった。

そう、まさにそらまるは今、窮地に立たされていた。しかし、そらまるは常にここぞという場面を乗り切る運を持つ男でもある。そうだ、奇跡のS合格を取る可能性はゼロではないのである。

さて、運を持つ男、そらまるの結果は!

難関チャレンジ結果


国語 偏差値27 評価E
英語 偏差値60 評価B
数学 偏差値50 評価C
3科 偏差値47 評価D

過去1番の最悪の結果であった(+_+) 早慶上位クラス、運だけでは残留できないという現実を知る。

そもそも評価Eを取る時点で早慶上位クラスには分不相応である。分不相応とは悪い意味ではなく、実力の伴わないクラスで勉強してもそらまるにとってメリットがないということだ。
学力と精神面共に優秀で真面目である生徒がこのクラスに在籍する。その中で授業は進むし、宿題も出される。
そらまるのように授業中はぼーっとしていて、宿題も当日30分前に取り組むような子がここにいても、内容が身につかぬまま置いて行かれてしまうのだ。

授業中ぼーっとしているの補足だが、そらまるはホワイトボードから目を離さない。たとえ、周りがちょっとだらけたムードのときでも1人背筋をただしホワイトボードをじっと見つめ、先生の話を聞いている。
壇上からクラスを見渡すと、そらまるのその姿勢は先生の目に留まる。「そらまるはちゃんと聞いてくれてる」そう感心し、恩田先生がそらまるを当てる。「そらまる君、この答えはなんだ?」

その声に、皆の視線がそらまるに集まる。そらまるは微動だにしない。何も答えない。「そらまる君?そらまる君?…そらまる!」そらまるは、そこでようやくハッと我に返り「あ…聞いてませんでした」と答えたそうだ。

そらまるのホワイトボードをじっと見ていると思われた目はホワイトボードを突き抜け、頭の中は帰ったらやるゲームの配置を考えていたのだ。
恩田先生も、これには最初はびっくりされたそうだが、その後は「この目」に騙されることはなくなったそうだ。

このようにそらまるは、クラスの邪魔にはならないが、授業を聞いているように見えて頭は宇宙へ飛んでいるということがよくあった。私も、学校の授業参観の際、そらまるの目が宇宙へ飛んでいるのを何度か見たことがあり(母は騙されない)恩田先生に「よく分かります」と伝えた。

独特な勉強法

クラスが降格し、見守先生から恩田先生にバトンが渡されたある日、恩田先生からこう言われた。

「自習中にクラスの皆が漢字の練習をしていたんですが、皆はノートに練習している中でそらまる君だけノートを開いてなかったので、なにしてんだろうと覗きこんだら、漢字ポケット帳に直に繰り返し書いてました。そらまる君の漢字帳は3D状態ですよ」

そらまるは3年間、漢字の練習はノートにはせず漢字帳に直に書いて練習していた。なぜかと聞けば、「ノートに繰り返し書くのも漢字帳に繰り返し書くのも一緒だから」と、その独特な練習法を絶対に変えなかった。(中学校の方の漢字は、目で見て覚えていた)

そらまるは、先生がいくら言ってもそこに意味を感じないことや納得しなことは柔軟に変えない子であった。しかし、効果的かつ効率的だと感じたときにはすぐに変える。良く言えば自分軸があり、悪く言えば頑固である。

のちに高校で留年した際に、そらまるに家庭教師の先生を1年間付けたのだが、その先生が「そらまる君は「意味」を必要とする子なので、そらまる君になにか提案するときには、まず「そらまる君が納得する意味」を考えて、それを先に伝えるようにしています」と仰っていた。

そらまるは、昔から「それ、なんか意味あんの?」と言うのが口癖の子であった。それに納得できるような返しができなければやらない子であった為、こちらも大変だった。
ちなみに「お友達のみんなもそうやってる」とか「合格した先輩がそれで伸びた」とか「パパやママはそうやってきた」「先生がそうしなさいと言っていた」「それが主流、それが伝統的」「人間とは~」「積み重ねたものが大きな力となる」などは採用理由とならない。
採用基準は「効率的であるか、いかに少ない労力と時間で得点できるか」がとにかく強いため、コツコツやるとか努力が必要という時点で不採用であった。

というわけで、そらまるは漢字をノートに練習するということにはついに意味を感じることはなく、そらまるの漢字帳は「3D漢字帳」で幕を閉じた。

Screenshot

しかし、こうして頑なに独自のやり方を高校1年生まで通していたが、やはり「留年」を経験することによって自らで気づいたとき初めて「ノートに繰り返し書く」ということを採用した。
※漢字が書かれています。見えにくい画像で申し訳ありません


というわけで、そらまるが漢字をノートに練習するようになったのは17歳からであった。

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