[中3・11月】受験期回想③内申に載る最後の中間テスト - ポジノー勉〜ポジティブ・ノー勉~

[中3・11月】受験期回想③内申に載る最後の中間テスト

中3

相変わらずという言葉は、中学時代のそらまるのためにあった。I kawarazu my way.

思えば、中学の3年間、そらまるは早稲アカから怒られてばかりいた。中3は特にだ。受験が目の前に迫る秋になっても、I kawarazu pojinoben .であったからだ。

ついに酷いまま幕を閉じた中間テスト対策

そらまるは、中1の1学期から「2」がついた。そこから「2」が付かないことは1度もなく、内申のトータルが30に届くことも無かった。

早稲アカから、何度も何度も呼び出されては

オープン入試であっても、学校によっては、当日のテストが取れても内申を見て落とされるケースもゼロではない。2があったりトータルが30以上ないと不合格になることもあるんだ。そして、もし同点の子がいた場合、内申を参考にされてしまうだろう。だから、内申を関係ないと思うな!とても大事なんだ!

と言われ続けたが、そらまるは、内申のために定期テストに頑張る時間があったら当日点数取る方に力を注ぐと言って(と言いながらどちらにも力を注いでないという突っ込みどころ満載発言)ついにその声がそらまるの心に響くことは無いまま、中3・11月、内申に載る最後の中間テストを迎えた。
今度こそは2を撲滅させ、4を3つ取り、内申を30に!!と誰もが願ってやまなかった。

まず、これからお話する前に、日程の説明をさせて頂きたい。
<中間テストの前の週>
火曜~金曜までは早稲アカ休講。
土曜は、土曜特訓と月例アドバンステスト。(現在のハイレベルテスト)
日曜は、日曜特訓。
そして、翌週の木曜から中間テスト。

この日程を、100人の親が見たら100人の親が「早稲アカ休講の火曜から金曜が最高の中間テスト対策日和だな」と思われるはずだ。
更に、そらまるは休講の前日の月曜には、講師達に残され「次にまた2を取ったら、慶應は落ちるぞ」と釘を刺されて帰宅した。
さて、そらまるは、この最高の中間テスト対策日和を、充実させたか否か!

答えは、なんとなくお察しであろうが
I kawarazu 無駄に過ごしていた。この4日間、1日1時間ずつしか勉強しなかったのである。
月曜に言われた「2を取ったら慶應落ちるぞ。(だから対策をしっかりやれ)」講師達のこの言葉は、
I kawarazuそらまるの胸には1つも響かなかったのである。

オープンは当日の結果が全てだから、内申は関係ない。先生たちは、僕に中間テストを頑張らせるために脅してるだけだから大丈夫。」そう言った。
私はこの4日間、絶望感でいっぱいであった。なぜ、この子は、普通に定期テスト対策をしないのだろうと泣けて泣けて、枕を濡らす4日間であった。

開いた口が塞がらない言動

火曜から金曜を無駄に過ごしたそらまるを、母が土曜特訓に送り届けた際、車から降りる直前に言い放った衝撃の一言がこれだ。

中間テスト対策、間に合わないかも。今日、アドバンステスト受けてる場合じゃないから、別日に変更しといて。僕に中間テスト対策をさせて。

この発言の衝撃ポイントは3つだ。1つ目は、アドバンステスト当日に言うことか?2つ目は、車から降りる直前に言うことか?そして3つ目は、あれだけどれだけ言っても言っても言っても、対策日和を無駄に過ごしておいて、どの口が言えるのか?よくもまあ、平然とサラっと偉っそうに言えるな?だ!!!

「別日受験を連絡するにも期限というものがあり、そんなものはとっくに過ぎている!」とまくし立てると

アドバンスなら、期限過ぎても受け付けるっしょ。

私は、もう、おでこの血管がブチ切れ「理由は、休み期間中に勉強しなかった為ってしっかり言うよ!また先生に怒られるの覚悟しな!」と怒鳴りつけると

怒られるのは、もう仕方ない。2を取るのと、怒られるのと、どっちが大事だと思ってんの?

そう、シレっと言って、車から降りて行った。私は、はらわた煮えくりかえりながら、その後ろ姿を見送った。

激怒する講師達

私は、そのまま、スマホを取り出した。そして…事務所に連絡し、事情を嘘偽りなく説明し、アドバンステストを別日に変更して頂いた。

案の定、その日の夜、恩田先生からの電話が鳴った。その声は、冷たく、怒りを押し殺した声だった。「最近はもう、恩田先生のこんな声しか聞いてないな…」と思った。以下、恩田先生の言った言葉を、長くなるがそのまま載せる。

どういうことでしょうか?また、中間テスト対策やらなかったんですか?非常に残念ですね。

でも、こんなことを続けていていいんですか?
1つのことしかできない、中間があるから受験勉強ができないって…
お母さん、これって今後もですよ?高校に行っても、大学に行っても、常に1つのことだけをしていればいいなんて、あり得ませんよ?並行して別の勉強もしなければいけない。

ハァー…(深いため息)まあ…

おとなになったら、できるようになってればいいですね。
もう、時間的にアドバンステスト始まってますから、今更来なさいと言っても仕方ないですが…

ハァー…まあ…

非常に残念です。しかし、明日の日曜必勝は、どんなに本人が休むと言っても、絶対来させて下さい。
それから、お母さんは知らないかもしれませんが、明日から毎週、日曜の午前10時から自習室で、質問や自習を始めます。
本人が「行かなくてもいいやつだ」とか言っても信じないで、絶対に10時から来させて下さい!


私はこの電話中、ほぼ無言で聞いていた。取り繕うような言葉も、先生への謝罪も、ひとつも口から出なかった。終始無言のこちらに、恩田先生は、一人でため息をつきながら、冷たい怒り声で話続けていた。なぜ、私が一言も発しなかったか。それは、

「そんなことは、100万回考えてるし、100万回伝えている。そんなことは、私が誰よりも1番分かっている。じゃあ、私はどうしたらよかったのか。首根っこ掴んで連れていけるような年齢ではもうない。力では敵わないのだ。口で言っても聞かない。残念だ残念だって、そんなの、私が1番残念で仕方ないんだよ!!!」

と、心で叫んでいたのだ。

恩師である恩田先生は、心からそらまるを応援しているからこそ、頑張ってほしいからこそ、残念さが怒りにまで変わるわけだ。それはよく分かる。しかし、私だって、定期テスト対策をしない我が子を見つづけ、涙と怒りで精も根も尽き果てており、このときは、恩師の言葉を真摯に受け止める余裕も尽きていた。

こんな風に、全ての恩ある人々をガッカリさせ、怒らせ、それらを気にもせずスルーしているそらまるに、恩田先生の電話の内容を全て話しても、何も言うことも振り向くこともなかったが、日曜必勝は本人も行く必要があると考えているようで、朝から出かけていった。
しかし、翌週の月曜から水曜までの3日間も、木曜からの中間テスト対策のためだと、本人の意思で早稲アカの通常授業をお休みした。

ここでもまた「怒られることより、内申に2が付くほうがヤバいっしょ」と言って休んでいた。


水曜の夜、英語の講師からの電話が鳴った。

早慶ファイナル(大事なテスト)直前であり、受験まで3か月を切るこの時期に、大事な受験勉強の授業を3日間も休むなんて、あり得ないです。

中3にもなって、まだ中間テスト対策もできないのかと!

お母さんは知らないかもしれませんが、各担任が毎回授業終わりに必ずそらまる君を引き留めて、今回の中間対策は絶対に火曜から金曜の休講中にやるようにと伝えることにしていて、私も何度も言いました。

しかし、それでもこんなことするのかと、とても残念です。本人と話がしたいです。代わってください


部屋にそらまるを呼びに行くと、めんどくさそうに出てきて、英語の先生の話に「あー、はい。あー、はい。」と、椅子をくるくる回転させながら、軽い返事を返していた。少しでも申し訳なさそうにする演技のできないそらまるだった。

正論の通らない時期

私は、英語先生の「各担任が、休講中に中間テスト対策をするよう声掛けをしていた」という説明を聞いて、先日、恩田先生の言葉に、やさぐれてしまった自分を悔いた。
ここまで連携を取って、そらまるに中間テスト対策をさせようと声掛けをしてくださっていたのに、まさかのアドバンスは別日受験するわ、通常授業3日間休むわという行動に出たそらまるに、心底ガックリきたからこその深い深いため息と、そして今後のそらまるを心配になったからこその恩田先生の厳しいお言葉だったのだ。

そらまるは、いつもこのように、皆に口を揃えて、残念です残念ですとため息をつかせる。

しかし、そうなのだ。
そらまるは、自分が納得しないことは、絶対にしない子なのだ。相手が親身になってくれたとか、そんなことは一切関係ないし、頭にも残っていないのだ。自分が決めるのだ。

中間テスト対策は3日前から本腰入れてやればいい。10日前から手をつける必要はない。
そらまるはそう考えていて、そうすると決めていたのだ。

だから、先生たちの最もである言葉も、右から左だったのだ。
休講中だから、時間があるこのときこそ中間対策をしておくべきだという正論は、すでに3日前から本腰を入れるとしっかり決めてしまっているそらまるには、一切通用しなかったのだ。

考えてみたら、そらまるなりに、2を取らないための行動を取っていた。それは、大人たちからしたら、アホぬかせ!な行動ではある。それなら休講のうちにやればいいだろ!である。
しかし、この時のそらまるには、怒られることより2を取らない方が大事という、それだけが正義だったのだ。

大人はしっかりとした正論を心から述べ、どうか相手に伝わってほしいと願うが、正論を受け入れる器(経験値)がまだない子供には、それが正しいかどうかなど、知らんし自分の考えこそが世界の中心なのだろう。
もちろん、その子の性質によるところは大きく、とても柔軟に大人のアドバイスを聞ける子もいるが、この頃のそらまるを動かすことは、誰にもできなかったのだ、本人以外には。

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