いつの時代も、我が子が夏休みの宿題をいつやるのか問題で、頭を悩ますご家庭は多いのではないだろうか。
夏休みの始めに終わらせる、コツコツ1か月かけて終わらせる、中間あたりから取り掛かる、この辺りのお子さんであれば、親として安心ですね。羨ましい。
うちのそらまるは、小学生の時から最終日派。今日はこれをしよう、ここまでやろう、自由研究にこんなのはどう?などという母の計画や提案は聞き入れたことはない。
あさがおの観察もしない。自由研究も前日やっつけで終わらせる小学生だった。(6年生では、図鑑を見ながらトンボの絵を描いて終わり。時間として10分。)
怒涛の最終日!
夏休み最終日。その日は、駿台模試があったが、13時前には最寄り駅に到着していた。
夏休みの宿題がまだ途中までしか終わっていない友達は早々に帰ったそうだが、宿題をまだ1ページも取り組んでいないそらまるは、宿題をほぼ終えている仲間たちと、駅でのんびりとランチをしていた。
私も、さすがに今日は早く帰るようにと電話したが「あー、ごめん、無理。」と言って切られた。
そらまるが帰宅したのは16時を過ぎていた。宿題は大丈夫なのかと聞くと「余裕」と、返してきた。
数学40ページ、英語45ページ、理社の調べ物、国語の作文原稿用紙3枚分、美術館巡りと博物館めぐりをそれぞれまとめて、更にそれをワードで仕上げていく課題、など、これらのまだ1つも手を付けてはいなかった。
しかし、当の本人は至って通常運転、全く焦っている様子はない。本気で余裕だと思っているのだ。
そこからついにに始動!4時間、怒涛の勢いで宿題に取り組み出した!机に向かう背中、カリカリと問題を解く音、まさに集中力!
20時、部屋から出てきた。いつもなら1時間かかる夕飯も数分で食べ終え、バタバタ部屋へ戻っていった!
23時、先に就寝していた私に「今日はお風呂に入る暇ないから!」と、わざわざ告げ、また部屋へバタバタ戻っていくそらまる!
私は、なんだか寝付けず耳を澄ましていると、PCをカチャカチャ打つ音、パラパラ紙をめくる音、カリカリ物を書く音、バタバタ歩く足音。
そのまま、うとうと眠ってしまった私が、ふと目覚めるとすでに時計の針は3時。
相変わらず、カリカリ、パラパラ、バタバタと物音が聞こえている。その音を聞きながら、私またうとうとと眠りについた…。
明け方の大絶叫
「無理だああああああ!!
終わんないいいいいい!!」
明け方、我が家に突然の大絶叫が響き渡る。飛び起きて時計を見たら、4時。窓の外はすでに明るくなっている。
この時点で、夏休みの宿題が自分の予測より遥かに膨大で、やってもやっても先が見えず、そして、あと2時間でこの量のすべてを終えることはできないと悟ったことにより、絶望し、ついにここで力尽きたのだろう。
あったりまえだよ、今知ったか!と思いながら部屋を覗くと、ベッドにうつ伏せに倒れており、近づいて見ると爆睡していた。
こうして夏休みが終わった
6時半、目覚ましにシャワーを浴びなさい!と起こすと、「うわ!」と飛び起き、シャワーを浴びた後もギリギリまでやっていたが、ついに全て終えることはできぬまま、飛び出して行った。
夏休みカウントダウン1週間前となっても、ゲームばかりしているそらまるを見て、私は宿題をまだ始めないのだろうか?と苛まれ、最終日にはついに胃痛と頭痛を発症し、布団の中で体を丸めて苦しみながら寝込んでいた。
そして案の定、「余裕」と言い放っていたそらまるの宿題は、間に合わず。
しかし…終わった…兎にも角にも終わったのだ…
長く、苦しかった(母が)夏休みが、ついに終わったのだ…
バンザーーーーーイ!!!×3
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