早稲アカ最終面談|早慶全滅リスク…「それは博打です」と言われた日【前編】

早稲アカ最終面談|早慶全滅リスク…「それは博打です」と言われた日【前編】

中3

11月後半、3年間通ってきた早稲アカでの最後の保護者面談が行われた。この面談が、我が子の志望校の日程を決める最終段階である。

面談前夜。

日頃はそらまるの受験にほぼ関与していないパパに
一応相談してみると、
めずらしく、こちらに耳を傾けてくれた。

点数や順位のみで考えるデータ重視のパパ。

それとは真逆である私との話し合いは、
意見が大きく分かれるであろうことを覚悟していた。

しかし、以外にも、

”早慶全滅なら、私立の進学校か県立高校へ通い、
大学受験で早慶を再チャレンジする”

という私の考えと、意見は一致した。

これは、スナフキンパパ自身が、
”県立高校出身であること”と
”大学受験を経験したこと”で、

「最低でも4番手あたりの県立高校なら、
Marchは狙える環境なんじゃないか?」

という、感覚からだった。

私は私で、
受けないという選択肢だけはない。
という炎が、1ミリも消えていなかったことで、

両者の意見は一致したのであった。

しかし、
この話し合いの最大の誤算は、

4番手くらいの県立高校へ行けるなら

という、甘い甘い認識であったことである。

そらまるの内申が、
どれだけヒドイものであるのかということを、

私達は理解しているようで、
実はまるで理解していなかった

それが、このあと、
恩田先生の逆鱗にふれることとなる…。

ちなみに、

武将であるそらまる不在で、この話し合いは成立しない。

両親がどんな意見であろうが、
やはり最終的に決めるのは、そらまる武将である。

2時間という長い風呂からあがってきた
そらまる武将に意見を求めると一言。

まあ、それでいいけど。

でも僕って理社ヤバいけど、
県立なんて受かるわけ?

そう言って、
冷蔵庫からR1ドリンクを取り出し、部屋へ去っていった。

いざ出陣するも、即、そらまる陣営劣勢

私は、この日。

安全日程を推奨する恩田先生と一騎打ちする覚悟で出陣した。

早稲アカのドアをくぐると、
そこに、恩田先生がにこやかに出迎えてくれた。

「そらまる君については、
30分じゃ終わらないと思いましたので、
1番手で1時間の時間を設けました。

ゆっくり話しましょう。」

まず、恩田先生は、

「中2から現在までの
模試1年分を打ち出してきました」

そう言って、

・アドバンステスト(現在のハイレベ)
・難チャレ、
・駿台、
・早慶オープン、
・早慶ファイナル

これらの1年分の結果が
ズラッと印刷された用紙を机に置かれた。

「そらまる君は、
アドバンステスト(ハイレベ)は、
常に一定しています。

偏差値が4547、悪い時は30台です。

偏差値53が早慶合格率50%ですから、
そらまる君は、Marchという数字ですね。

ただ、難チャレとなると、
偏差値55位をよく取る。

駿台も、5556を取る。

これを見ると、早慶を戦える数字です。

今回の早慶ファイナルは、
ギリギリ早慶βクラスの資格でした。

そして、

通常の早慶下位クラス授業内の
理解度テストのクラス一覧も出しています。

そらまる君は20名中20位ビリです。

通常授業内では、
上数アドバンスの理解度テストを
コンスタントにやらせているのですが、

9月は0点
10月はこれと同じ単元なのに20点

これを見ても、
どれだけ努力していないかがよく分かります。

11月は、やれば取れる関数で30点
全く上数が身についてないのが分かります。

ここで1位の子は、ほぼ100点ばかりですよ?
(ここで、100点満点だったことを知る母)

この子は、
夏前は大したことなかったんですが、
夏休み以降目覚めて、すごくやり込むようになり、
今では不動の1位です。

それから、こちらが学校別過去問の点数です。
(中大付属、明中、明明、青学の、
授業内で解かせた過去問の点数が載っていた)

早慶下位クラス内の上位5位までの子は、
7割取れています。

中大付属に関しては、
1回目で100点を取る子もいます。

そんな中、そらまる君は、
20~30点、明明に関しては19点

青学に関してだけは、
まだ取れていて59点でしたが、
合格点は70点必要です。

これらを総合して言えるのはーー

そらまる君が早慶を受けた場合、

合格の可能性としては10%くらいです。
青学で、20~30%でしょう。

そらまる君は、
Marchなら1つは受かるかなという状況です。

そこで

法政国際高校をお勧めします。

ここは、英語が非常に難しく、
数学は、上数ができなくても全然いけます。

そらまる君に、最も向いている学校です。」

のっけから、
バッサバッサと切りかかってくる恩田先生。

現実を突きつけられるとは、このことである。

しかし、私は、
強気日程という体制を崩さず伝えた。

「その日は、
青学をチャレンジしたいと考えています。

法政国際高校は、通う意思がないので、
今のところ受験することは考えていません。」

博打

劣勢な面談は、この後もまだまだ続いた。
長くなるが、お付き合い願いたい。

「そらまる君に対しては、
3科の講師、皆同じ意見なのですが、

ざっくり読んで理解する力が強いです。

早慶の問題は量が多いので、
1行1行しっかり考えながら読んで理解する子には、
早慶は難しいです。

そらまる君は、
かいつまんで読んで全体を理解して、

「それなら答えはこんな風じゃないか?」

と予測して答えられます。

例えば、
200円の1割引きされた金額は?」と質問されたら、
答えは180円です。

このとき、

1割という言葉に引っ張られて0.1をかけてしまい、
20円と答えてしまうような子は、頭が固い。

もし、そんな風に答えが出ても、

「20円なんてそんな安く売るわけないよな」

という考えが浮かばず、
答えを書いてしまう頭の固い子には、
早慶は厳しいのです。

でも、そらまる君は、

英語でも数学でも
「この問題は、なんとなくこんな答えになるんじゃ?」
という感覚が強く、正解できていることがよくあります。

ただし、

細かく1つ1つ計算して答えにたどり着くような問題は
非常に弱い。

明明の19点は、まさにそれです。
明明は、ざっくり読んで閃くような問題は出しません。

1つ1つきちんと計算して、答えを出させる問題ばかりです。

そらまる君には、不利な問題内容の学校です。

しかし、
早慶は、ざっくり読める力が絶対に必要です。

そういう面では、
そらまる君はなにか1発のある子ではあります。

ハマる問題だけが運よく出れば、
早慶も青学も合格すると思います。

ただ、それは

博打といいます。

やはり、我々としては、
博打させるのはお勧めできません。

早慶March全滅か1勝かであれば、
1勝を確実にもぎ取れる法政国際高校を
必ず受けてほしいです。

立教新座は、
トップ層達が受けに来るので、
早慶下位クラスのビリであるそらまる君には
恐らく、補欠も厳しいと思います。

ただし、練習として必ず受けてほしいです。」

博打

そう言われても、
私の気持ちは揺らぐことはなく伝えた。

「でも、1勝をもぎ取れるとしても
法政国際高校に進学は考えていないので、
受験は考えていません。

青学をチャレンジして、
それで早慶Marchが全滅なら、

県立の進学校に進み
大学受験で再チャレンジを考えています。」

この言葉が…

恩田先生の逆鱗に触れた。

それまで、淡々とではあるが
優しい声色で話してくださっていた恩田先生の目が、

豹変した。

現実をしっかり伝えて下さったことに感謝

あまりに長くなるため、この先は次回に。

ここまでも、かなりの現実を突きつけられ、
ビリという称号までついていたことを知った。

早慶下位クラスとは、
上位数人すら早慶1勝できるかどうか、
と言われている厳しいクラスである。

その中でのビリであるとは、
早慶受験を回避して、マーチ1勝をもぎ取らせる
という方向に話が進んでいくのだと、痛感した。

しかし、恩田先生がこの厳しい現実を
しっかり伝えて下さったことで、
私は目が覚めたのである。

このままでは、本当に無理なのだと。

もしかして、いつか、そらまるが目覚めれば

などという甘い夢を、
もう見ている段階ではないのだと。

しかし。

同じワセアカでも校舎(先生)によって
方針がまったく違う。

この最終面談時、
そらまると同じくらいの成績であるギリギリボーイにも、

このまま早慶1勝を目指せ!
まだまだやれることはある!

と、GOサインを出す校舎(先生)もあれば、
そらまるの校舎のように
ストップをかける校舎(先生)もあった。

我が家は、
この時期にストップをかけて頂けたことで、

現状の厳しさにしっかりと目が覚め、
最後までやれることを必死で模索できたことに

心から感謝している。

もちろん、恩田先生としては、
博打をやめて欲しかったのが本意であろうが…

しかし、

早稲アカの莫大なデータを参考に、
安全な日程に切り替えるのか、
我が家のように最後まで足掻くのか、

どう選択するのかを最後に決めるのは、
塾でも先生でもなく、本人(家族含む)なのだ。

ここで大事なのは、

どう進むことが、我が子にとって
後悔のない受験となるのか

これに尽きるのではないだろうか。

私はそらまるに、

人生においても受験においても
失敗はしたっていい
ただ、後悔だけはしてほしくない。」

そう伝えていた。

そらまるにとっての後悔とは
受けずに諦めること」だと、
私は信じて疑っていなかった。

なぜなら、
そらまるの口からは、1度も

志望校を下げる

という言葉が、出たことがなかったからである。

🍃このあと、母の言葉が、恩田先生の逆鱗に触れる!
【中編】へ続く。

🍃恩田先生が「そらまるには早大学院」と言った理由
【後編】へ続く。

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