親の心得③ 『受験の合否に向き合うために親が先に腹をくくる』体験談 - ポジノー勉|勉強しない中学生に悩むママへ

親の心得③ 『受験の合否に向き合うために親が先に腹をくくる』体験談

我が子の高校受験に向き合う中で、私が本当に大事だと感じたこと。
それは、親が腹を括ることでした。

この「親の覚悟」があるかどうかで、
受験の伴走の形はまるで違ってきます。

親の不安を子どもにぶつけない

あなたにとって、受験のゴールはなんでしょうか。

それが「志望校へ合格すること」であるとしたら――
それは我が子への大きなプレッシャーであることは、間違いないでしょう。

もちろん、誰しもが合格を掴んでほしいと願っています。
しかし、それは天命に委ねられている部分なのです。

親子でできる事は、ただ一つ。
人事を尽くすこと。

子どもにとっての「人事」が勉強することだとしたら、
親にとっての「人事」は――邪魔せず、応援しきることではないでしょうか。

では、「邪魔」とはなんでしょう。
それは、親自身の不安を子どもにぶつけてしまうことです。

子どもの成績を見て、不安になったりガッカリしたとき
「こんな成績じゃ無理だよ」
「志望校下げたら?」
「いい加減、現実を見なさい」
――そんな言葉をかけたことはありませんか。

この言葉は、どこから来ているでしょうか。
自分の心を深堀りしてみると、それは自分自身の不安からきてはいないでしょうか?

もしその言葉に、我が子が
「うん、分かった。諦める。」
とすんなり答えたら、あなたはどう感じるでしょう。

「その程度の想いだったんだね」
「そんなにすんなり諦めるくらいなら、最初から目指すなんて言うな!」
――そんな思いが浮かんで、モヤモヤしたりしたのなら、
かけたその言葉はやはり自分の不安から出た言葉なのです。

本当は、あなたが欲しかったのは、
その言葉によって我が子が「嫌だ!目指す気持ちは変わらない!」と奮起して
勉強に取り掛かる姿――その姿を見て、自分が安心したかったのです。

これこそが、伴走しながらも邪魔しているということ。

マラソンに例えるなら、
走っている選手の横で、伴走しながら余計な言葉をかけている状態と言えるでしょう。

では、受験における「ゴール」とはなんでしょうか――。

受験におけるゴールとは

受験におけるゴールとは、
本人が当日、全力を出し切れること
私はそう考えています。

そして、親のゴールとは――
本人が当日全力を出し切れるよう最後まで応援すること

我が子の成績が伸び悩むとき。
本人のやる気が目で見えないとき。
そんなときこそ、親として応援する時です。

子どもがやる気に満ち溢れている時、
早稲アカセオリーに乗れている時、
成績が安定している、又は上がってきている時――
そんな時は、本人が自ら波に乗り、自走していきます。
親も邪魔をすることなく、心から応援できているでしょう。

しかし、この逆の時こそです。
親は自分自身の心を整えねばなりません。

整えるべきは、子どもではなく――親自身です。

「自分の決めたゴールはなんだ?」と子どもに問い正す前に、
親である自分が、今すべきことを思い出してください。

親がするべきことは、ただ一つ。
応援すること。

子どもがどんな状況であっても、
「応援する自分」であることを忘れないで下さい。

それだけが、受験当日までの――
親にとっての1日1日の目標です。

不安になる日があっても、
それを子どもへぶつけない。

それだけが、親としての日々の目標です。

サポートするうえで親として大切な心構え

まず当然ですが、
我が子だけを見てサポートをすること

他の子の状況や、他の子の勉強の進め方と比べていると
今の我が子に焦りを感じてしまいます。

大切な1日を、そんな意味のない比較に費やすことに、
いったい何のメリットがあるでしょうか。

そんなことをしてる間に、
我が子に1番合う勉強の仕方を模索したほうが何倍も意味があります。

そのためには――我が子だけを見ることに尽きるのです。
よそ様と比べることに、1ミリも意味はありません。

誰かの成績が上がった、下がった。
だからなんでしょう。
我が子には1ミリも関係ないのです。

我が子の成績推移、
我が子に合う勉強の仕方、
嬉しそうな表情を引き出す声かけやサポート。

その分析だけすることにこそ、
1日1日に意味を持たせることなのです。

さて、親が我が子を応援・サポートをする上で、
1番難しく、そして1番大切なものがあります。

それは――待つこと

たとえば、かけた言葉が意味を成し始めるのにも、
苦手な教科に取り組み始めてから
成績が上昇しはじめるまでにも、タイムラグがあります。

かけた言葉によって、次の日には行動に変化が起きること。
苦手教科の穴を埋め始めて、それが次のテストですぐに結果が出ること。

親はつい、そう期待してしまいます。
そして、すぐに効果が見えないと、ガッカリし不安になってしまうのです。

でも――そんな魔法はありません。

かけた言葉は一旦、引き出しにしまわれます。
そして、なにかのきっかけで突然引っ張り出される。
それがいつなのかは、誰にも分かりません。

苦手教科の穴を埋めたつもりでも、また抜けてしまうことがあります。
その都度、また先生と淡々と埋め直していく。
それを繰り返すうちに、その穴はしっかり埋まり二度と抜けることがなくなった時――
子どもは自力で正解を導き出せる力を手に入れるのです。

「そして、その成功体験こそが、自信となり
苦手教科へのやる気
に繋がっていきます」
これは家庭教師の先生に言われた言葉です。

このタイムラグは、必ず起きます。
その間、親は「待つ」ことが大事なのです。

結果をすぐに求めてしまうと、
この流れを止めてしまうことに繋がるのです。

待つこと――
それはサポートする中で1番難しく、そして1番大切なことだと私は思っています。

親が先に腹を括ること

受験という長い道のりの中で、
私が覚悟を持ってやったこと。

それが、我が子より先に、親が腹を括ってあげることでした。

何度も言いますが、私自身も心から合格してほしいと願っていました。
けれど、合否というのは「天命」に委ねられている部分があるということ。
ここをしっかりと腹を括れないと、常に起きる出来事(テストの結果など)に揺さぶられ、恐れに飲み込まれてしまい、気づけば我が子に不安をぶつけてしまうことに繋がるのです。

子どももまた、一見そうは見えなくとも、合否という大きな不安を三年間抱えている状態でいます。
それを、自分の分だけでなく親の分まで背負わされたとしたら、どれほどの心の重荷となるでしょう。

まず、親が腹を括ってくれたら、子どもは大きな大きな安心感を得る事になります。
重たい重たいプレッシャーという荷を、背中からそっとおろせるのです。

そのとき、子どもは立ちはだかる山に、手ぶらで、気持ちを楽にして挑戦できるのです。

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